今年は1月の個展から始まり、アートコレクターズさんに掲載して頂き、そこから色んな物事が動き始めたように思います。
一般の本屋さんにある雑誌に、作家として掲載頂いて、気にして下さるお客様が出来て、作品を観に来て下さる方も増え、展示もめまぐるしく起きては過ぎ去り、手にとって下さる方も多く、とてもありがたい年となりました。
一年を通してたくさんの展覧会に参加させて頂いたのですが、誰かが《正》と思い、《正》と判断した角度の物事でも、《誤》ではなく、《他の正》もあるよ、と伝えられる機会がやっぱり少なかった。
もっと伝えられる時間が欲しいと思ってしまった。でもこれは作家のエゴなんだろうなぁ。
作品にもお客様にも関係無いところの葛藤もありました。
それに、コンセプトをことさら秘密にしているのだけど、それもなかなか伝えないとお客様が一番聞きたい事に繋がらない気がしてる。
本当の奥底の事実は、秘密のままが一番よろしい。
わたし自身の事はどうでも良いので、作品と対峙して、会話を楽しんで頂くのが結局の所、一番嬉しいというか、作家冥利につきるなぁと感じます。
お客様の観ている《正》と、《他の正》と、《人それぞれの解》をこっそり教えてもらえるのが、一番の楽しみなのは昔から変わらないんだなぁと思う。
そして、それらよりも、《なんだかよく分からないけれど好き》という気持ちには何者も勝てないという事も分かった。
あと、絵を描くスピードが落ちたようにも感じる…
それでも早い方だと思うけれど、毎日のトレーニングからしたら、なんだか思うように筆が進まない時が目立ったなぁ。
スケジュール立てを見直して、さらに上手いこと運ばなければ。
バランスよく、うまくハッピーエンドに向かえばいいなと思います。
まだまだ序盤です。
アナログで絵を描きはじめて丸5年、爪先の皮にも満たない若輩者です。
もっと、描きたいものを使いたい絵の具で、自由に、この手で描けるようになるためには、あと何万枚描けば良いのだろう。修行は永遠に続く、、、
年明けから絵を描く部屋が広くなる!
お引っ越し致します。
益々楽しみな2016年、不安も有りますが引き続き展覧会にて作品をご観賞頂ければ幸いです。
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